C.I.P設立の経緯
理事長の実体験が基となり、C.I.Pを設立しました。
2023年のお話です。
当時、指定難病の家族性地中海熱(以下、FMF)の確定診断がおり、ヘルプマークを使い始めた頃でした。
FMFの名前すら聞いたことがない頃、電車内で席を譲る方や、「よろしければ席を譲って差し上げませんか?」と促す方を見ることもありましたし、私もよく席を譲っていました。
それが世間の「当たり前」のようにも思えてましたし、既に世の中で普及しているヘルプマークやマタニティマークの役割が果たされていると思っていたのです。
しかし、いざ、自分がヘルプマークを付けてみると、なかなか席を譲っていただく機会に恵まれず、非常にしんどい思いをしました。その後、数週間寝込んでしまうほどです。
さらに、症状によっては、今までできていたことができなくなることもありました。
「病気になるとこんなに疲れやすくて、疲れが取れないのか。」
「こんなこともできなくなるのか」
と絶望したことを、数年たった今でもよく覚えています。
その頃、SNSでFMF関連で交流していた方の中にも同様の思いをしたことがある方が大勢いたことから「これは自分だけの悩みではなさそうだぞ?」と思い、確かめるために『日常生活における助け合いの意識調査』を実施しました。
その結果から、
・なかなか手助けを受けられないこと
・困っていてもお願いできないこと
・必要とされる手助けの幅広さ
・基本的には見守りだけで十分という方も結構いること
・困ってそうと思っても声をかけるのをためらう方の多さ
・皆様の優しさ
を実感しました。
その時、突然「私がFMFになった理由はこれか!」と、勘違いかもしれませんが強い使命感が芽生えました。
ヘルプマークを持っていることが大変さをあらわすものではないことは、私たちも身をもって知っています。
だからこそ、そういったマークの着用を問わず、”困った時は誰でも”手助けを求められる環境を整えることが大切だと考えました。
ただの風邪でも脱水症状でも、ちょっとした捻挫でも、不便さを感じるのは同じです。
そういう時に自分が求めている手助けを発信してほしい。
そのために、手助けを求めやすい環境を整える活動をしなくては!と思い、NPO法人C.I.Pを設立しました。
現在はWELCOMEマークがメインの活動ですが、他にも手助けを求めやすくするための事業を考えています。
準備が整いましたらご報告いたしますので、楽しみにお待ちいただけますと幸いです!
C.I.Pの仲間たち

理事長 菊地 亜衣
Ai Kikuchi
指定難病の診断を受けたこと、診断まで時間がかかったことをきっかけに、C.I.Pを設立。
体調の波と付き合いながら過ごし、同じように病気と共に人生を歩んでいる方の励みにもなれたら嬉しいと密かに思っている。

副理事長 前原 俊彦
Toshihiko Maehara
福島での人材育成NPOや沖縄での救急医療体制支援の経験から、地域がより良くなる仕組みづくりに関心がある。パワフルな理事長、素敵なメンバーとのチャレンジに日々ワクワクしている。

理事 小此木 彩
Aya Okonogi
幼少期の経験から福祉に関心を持ち、大学では福祉を専攻。学生時代はボランティア活動や特別支援学校でのアルバイトに携わる。C.I.Pの活動を通じて、誰かの心が少しでも軽くなるような手助けをしていきたい。
