代表挨拶

NPO法人C.I.Pの理事長を務めております、菊地 亜衣と申します。
私たちの活動に関心を寄せてくださり、誠にありがとうございます。
C.I.Pは、〈一人でも多くの方が、”平均的な生活”に近づけるようサポートすること〉をミッションとする団体です。現在はWELCOMEマークの普及活動がメインですが、今後WELCOMEマークを軸とした”手助けのハードルを下げる”活動も並行して行っていきたいと思っています。
”平均的な生活”とは、多くの方が普段気にせずに行っている行動(歩く・話す・食べるなど)を指します。
「平均的な生活が大変」というと、重い障害があったり、寝たきりの状態を想像されるかもしれません。
わたしも、家族性地中海熱(以下、FMF)が悪化するまではそう思っていました。
しかし、実際には、一見普通に日常生活を送っているように見えても、病気や障がい、子育てや介護などで生じる身体的な制限や時間的制限、精神的理由による制限により、難しく感じる方が多くいらっしゃいます。
私も、FMFが悪化している頃に電車で席を譲っていただけず、体調を長期で崩したことがあります。
目の前の優先席に座っていた方に怒りを覚えたこともありますが、ふと、「自分から何も頼んでないのに怒るっておかしくない?」と自分の行動と感情に疑問を持ちました。
もしかしたら、その方も体調が悪かったのかもしれませんし、怪我をされていたかもしれません。
ヘルプマークをご存じなかったかもしれません。
譲ってもらえなかった原因の1つは、”自分からお願いしていないから”と考えましたが、お願いするには相当な勇気が必要ですし、仮に頼めていたとしても日本人の『頼まれたら断れない』国民性で、相手に無理をさせてしまっていたかもしれません。
ならば、「今、手助けする余裕あるよ!」と見分けられるようにしよう!と考えたのがきっかけで、活動を始めました。
病気や怪我・障がいの有無、年齢、性別問わず、
【困った時は誰でも手助けを求められるようにしたい】と考えていくうちに、見守りの意味を持たせればより多くの人の気持ちが軽くなるのではないか?と思いました。
それから、多くの方と対話を重ね、”見守り”の重要性を再認識し、WELCOMEマークに見守りの意味を持たせたことを大正解だと感じているところです。
(”見守り”については、《WELCOMEマークとは》のページで詳細を記載しています。)
私の実体験と、弊社が実施した『日常生活における助け合いの意識調査』を経て、手助けの幅広さと、手助けする側とされる側のギャップを強く感じています。
このギャップを埋め、痒いところに手が届くような活動をしていく所存です。
今、「仕方ない」「こういうもんだよな」と諦めてしまっている事でも、「なにかできることがあるんじゃないか」という視点を常に持ち、一人ひとりと真摯に向き合い対話を重ねてまいります。
最後になりますが、私自身、治らない病気と付き合いながら過ごしている当事者の一人です。
症状や治療については比較的情報を集めやすいですが、それなりに動ける時期の生活などポジティブな事柄に関する情報が少なく、FMF疑いの時に非常に悲観的になっていました。
なので(非常に偉そうに聞こえるので大きな声では言えませんが)私の隠れた目標は、
【病気と一緒に歩む方、歩もうとしている方がポジティブになれるような活動をする】です。
「菊地も体調が悪い時があるし、良い時もあるみたいだ」「いい時はそうやって過ごせるのか」
そんな風に思っていただけるよう、私もFMFのご機嫌取りを頑張りながら生きて、C.I.Pの活動に邁進してまいります。
これからも温かいご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
NPO法人C.I.P
理事長 菊地 亜衣